横浜市会議員・都筑区選出の深作ゆいです。
令和7年10月7日、令和6年度決算第一特別委員会にて、医療局に対し3つのテーマの質疑を行いました。
予防接種の煩雑さ、課題は伝わったようですが、実現には至っていません。休日急患診療所と夜間急病センターの薬剤師への補助については、実施いただけると答弁いただきました!
ぜひ皆さんにも、市政にご関心を寄せていただけますと幸いです。


医療局決算審査における質疑応答
1 こどもの予防接種
質疑(深作ゆい):
はじめに、こどもの予防接種について伺います。赤ちゃんの出産後にやってくるのは、身体の痛みや寝不足、緊張や不安、そしてスライドにあるような、怒涛の手続きとそれに伴う手書き作業です。


昨年10月に出産をして改めて、日本のデジタル化がいかに遅れているかを痛感しています。 そして、赤ちゃんが2ヶ月になるとはじまるのが予防接種です。 初見だと何が何だかわからないかもしれませんが、そのくらい煩雑であることが伝われば嬉しいです。0歳の間だけでも肺炎球菌やBCGなど5種類もの予防接種を複数回接種しなければならず、1歳からはさらに麻しん風しんや日本脳炎など3種類が加わります。特に、この緑の枠内は生後半年以内に受けるもので10回以上になります。 本市の場合は、自宅あてに予防接種の案内書類と予診票が送付され、保護者はタイミングを見ながら、病院を予約し、その日打つ予診票それぞれに都度、住所や氏名、出生体重を記入します。この枚数は、生後半年の間に10枚を超え、これが多子の場合は2倍3倍となり、兄弟児がいる場合は、違うワクチンが加わり、想像を超える煩雑さです。
そこで
(1)乳幼児期の予防接種についての保護者の負担軽減について、伺います。
予診票は、バーコードのシールを貼る形になっていますので、このシール部分に名前だけでなく、住所等をあらかじめ入れて印刷していただければ、保護者の負担は大きく軽減されるかと思いますので、ぜひ検討していただきたいです。

答弁(健康安全部長):
接種券は接種年齢ごとに送付するほか、0歳児には今後のスケジュールがわかる冊子を同封しております。 また、市の子育て応援アプリ「パマトコ」には接種スケジュール管理や通知機能を搭載するなど、保護者の負担軽減に取り組んでいます。 さらに、スマートフォンで利用できる接種券のデジタル化など、国は令和10年度の全国運用を目指しており、本市としても、国と連携して取り組んでおります。
質疑(深作ゆい):
こうした中で、もう一つの課題が、打ち忘れによる接種率の低下です。生後2か月から就学前までの予防接種は8種類、22回以上。 これだけ種類や回数が多いと、打ち忘れにつながっているケースもあるのではないかと思います。本市の接種率は全体として高い水準にあるものの、例えば全国平均でも91%に留まっている就学前の麻しん風しん混合ワクチンなど、接種率の低いものもあると聞いております。
そこで、
(2)接種率の低い予防接種に対する接種率向上に向けた取組について、伺います。
答弁(医療局長):
例えば、麻しん風しんの混合ワクチンなどがございますけれども、これは1歳の時とそれから就学前と2回打つ必要がございます。 令和6年度の本市の状況でございますが、1回目の接種は接種率95.7%でございますけれども、2回目就学前の接種率になりますと90.4%まで落ち込んでまいります。 こうしたことを踏まえまして、これまでも関係区局と連携をして、就学前健診でのチラシの配布や、保育所や幼稚園等のメーリングリストを通じた周知に取り組んできたところでございます。 今年度新たに、未接種者に対しまして、追加の案内送付を開始するとともに、SNSを活用した周知など、さらなる接種率の向上につなげていきたいと考えております。
質疑(深作ゆい):
こどもの予防接種は、命と健康を守るために欠かせないものですので、保護者の負担軽減や打ち忘れ防止に取り組んでいただくことをお願いして次の質問にうつります。
2 休日急患診療所・夜間急病センターへの運営支援
次に、休日急患診療所・夜間急病センターへの運営支援についてです。 本市は18区に休日急患診療所、市内3か所に夜間急病センターを備え、これらは多くの医療機関が診療していない夜間や休日に、主に小児科と内科の軽症患者の外来診療を行っています。

そこで、
(1)休日急患診療所・夜間急病センターにおける、小児科の患者傾向について伺います。
答弁(地域医療部長):
コロナ禍前の元年度と比較して、6年度における小児科の患者数は31%の減少となっており、内科の10%増加と比べて、顕著な減少傾向となっています。 特に、5年度から6年度にかけては、減少幅が大きくなっており、この傾向は7年度においても継続しています。
質疑(深作ゆい):
この実績を見ると「パマトコ」などで小児科オンライン相談サービスも利用が広がっていることや、オンライン診療、アプリでお医者さんを呼べるサービスなどのサービスが影響しているのではないかなと感じています。
そこで、
(2)小児科の患者数が減少している要因と今後の見通しについて、どのように考えているか、医療局長に伺います。
答弁(医療局長):
ここ数年は、少子化の進行ペースを上回る形で小児科の患者数が減少しております。 これについては感染症の流行状況によって、患者数が変動すると、そういった影響も受けておりますけれども、委員ご指摘のとおり、オンラインの相談ですとか、そのほかにも夜間の診療や、往診を行う診療所が増えてきているということ、さらにはオンラインによる診療そのもの、こういったことも増えております。 こうしたことが、休日急患診療所等の患者数の減少の要因になっているものと考えております。 現在、詳細分析を進めているところでございますが、この傾向は一過性のものではなく、継続をしていくと考えております。 こうした状況を踏まえて、小児の初期救急医療体制について、今後のあるべき姿を検討していく必要があると思います。
質疑(深作ゆい):
この夏、私自身、離乳食に起因する子どものアレルギー反応が夜間に見られ、夜間急病センターを受診し、診察だけでもありがたいと感じましたが、もうひとつ大きく感謝をしたのは、院内で薬を受け取ることができたことです。 日曜・祝日や夜間は薬局が開いていない場合も多く、体調が悪い中で薬局を探すのは大きな負担です。 だからこそ院内処方の体制は重要ですが、薬剤師の人件費は現在、本市の支援対象になっておらず、運営側の大きな負担になっていると伺っています。
そこで、
(3)休日急患診療所・夜間急病センターの運営を支えるためにも、薬剤師に係る人件費も支援の対象とすべきと考えますが、見解を伺います。
答弁(医療局長):
現在、18区の休日急患診療所、それから3か所の夜間急病センターについては、院内処方を行っておりますので、受診したその場で薬をお受け取りいただくことが可能でございます。 これは、患者の利便性や安心感を高めるために、必要なことでございます。 今後、休日急患診療所・夜間急病センターの機能を維持できるよう、運営状況を十分見極めた上で、関係団体とも協議しながら、委員ご指摘の薬剤師に係る人件費を含めまして、必要な支援を検討してまいりたいと考えています。
質疑(深作ゆい):
これからの冬の時期、インフルエンザが流行しますし、さらに年末年始などにおいては多くの患者を受け入れていただいており、地域医療体制の維持に大きな役割を担っています。 少子化やオンラインでの相談・診療などの影響により、以前と状況は大きく変わってきていますが、今後も維持運営していくためにも、将来のあるべき姿を検討しつつ、しっかりと支援を行っていくことを期待して、次の質問に移ります。
3 プラチナナースの活躍支援
最後に、プラチナナースの活躍支援について伺います。 看護師は、安心して医療を受けられる体制を支える、なくてはならない存在です。 一方で、人材確保に苦労する病院も多く、安定的な確保は今後も重要な課題です。 また、看護師が必要とされる場は病院に限らず、保育園、介護施設、福祉施設など幅広く、国の推計では2040年までに看護師需要は約18%増加すると見込まれています。 こうした中、新たな養成や潜在看護師の活用だけでは不十分であり、定年退職前後の豊富な経験を持つ「プラチナナース」の力を活かすことが重要とされています。
そこで、本市の
(1)プラチナナースの現状について、地域医療部長に伺います。
答弁(地域医療部長):
全国的に、プラチナナースと呼ばれる世代は増加しており、就業看護師のうち50歳以上が占める率は、平成24年は約20.6%でしたが、令和4年には約30.0%と約10ポイント上昇しています。 全国的に少子高齢化が進展する中、市内の就業看護師においても同様の傾向であることが推定されますので、プラチナナースと呼ばれる世代の活躍は、医療提供体制の維持において欠かせないものと考えています。
質疑(深作ゆい):
看護師養成施設も学生確保に苦戦、潜在看護師の発掘も困難を極めていると伺います。病院側からは採用コストも課題に感じると伺っており、やはりプラチナナースの活躍は欠かせないと考えます。 もっとも、プラチナナースの方々が従来と同じ働き方を続けるには体力面・時間面などで負担も多く、仕事と生活の両立に課題があると聞いています。長年にわたり医療を支えてきた貴重な人材が、経験を活かしつつ無理なく働き続けられる環境整備が重要ですが、
(2)プラチナナースが継続して活躍できるように、本市としてどのように取組を進めていくのか、伺います。
答弁(医療局長):
プラチナナースの方には、看護師としての豊富な知識技術、あるいは経験、またはその人生経験そのものが生かせるような職場、例えば長期の療養が必要な回復期や慢性期の病棟ですとか病院、あるいは高齢者施設、更には訪問看護、こういった分野でその力を発揮していただきやすいのではないかと考えています。 そうした強みを生かせる職場を具体的にイメージするための研修や、マッチング等に、市医師会等とも連携をして取り組んでいきたいと考えています。
質疑(深作ゆい):
看護師として長年にわたり医療現場を支えてこられたプラチナナースは、知識や技術に加え、患者や職場への深い理解を備えた、地域医療にとってかけがえのない存在です。一人ひとりの状況に寄り添い思いや働き方に丁寧に向き合いながら、取組を進めることを期待して質問を終わります。
横浜市会 録画配信はこちら

