議会活動

横浜市会議員、深作ゆいの日常〜議員は議会以外の時間、何をしているの?

議員の仕事で皆さんが想像される姿は、議会で質疑をしている姿でしょうか。市会議員であれば市会(市議会)で質疑をします。 でも議会がない時もありますよね。

  • 議員は議会以外の時間、何をしているの?
  • 事務所に行ってもいつもいない…どこにいるの?
  • 議員の公務って何?

等々、皆さんは疑問に思ったことはありませんか?

今回は私、深作ゆいが、議会での質疑に向けて何をしているのか、どんな行動をし、どんな作業をしているのかをお伝えしたいと思います。

お困りごとって何?

私たちが生活をしていく中で、不便なこと、困っていることが実は色々あります。例えば…

  • 道路に段差があって、躓いて転びそうになる
  • 保活が大変!保育園に入れない!
  • 保育園(市立)のトイレが寒くて、便座も冷たい
  • 暑いのに体育館にエアコンがない
  • インクルーシブな教育を進めてほしい
  • ゴミ出しが複雑でわからない

などなど、困っていることや要望など、色々とあると思います。

私も一人の市民として思うことがありますし、皆さんからいただく声で新しく気づくことも多くあります。議員は皆さんの代弁者として、「これってどうにかならないんだろうか」という当事者の声を議会に届け、市の予算の決定や決算の認定、条例の制定や契約の締結などの重要な事項を審議し、市議会としての意思決定をしていくことが仕事です。

「どうにかならないだろうか…?」と思ったら、まずは調べる!

私は今回(3月5日)、「産後ケア」について質疑をする予定です。

自分が経験したことも踏まえ、まず産後ケアの現状を調べました。何かを調べるのにインターネットの情報や、資料を読み込んだり、現場の声を聞いたり、色々な方法がありますが、私はまず最初に現状を理解するため、「数」を見てから色々と深めていくことが多いです。

  • 実績数の伸びなどの利用実績をもらう
  • それの予算感を聞く
  • その実績に対して、市はどんな評価をしているのか
  • その評価の指標は何なのか

そういったことを担当の方に聞いて、その回答をもらった上で、意見交換をしながら

「とはいえ、実際の利用者、当事者はこういう状況にいます」
「利用者はこう評価をしていますが、どうですか?」
「もう少しこうした方がよいのではないですか?」

というような意見交換を何度も行います。

市役所と区役所、違いは何?

市役所と区役所の違いについてですが、横浜市の場合、市役所は市全体にかかわる業務を行い、区役所は地域に密着した業務を行います。 そのため、

「私はこういう仮説を持っていますが、こういう声を実際に聞かれたりしていないですか?」
「実際に窓口で接していて、他に聞こえる声ってないですか?」
「窓口で実際に聞かれた、困っているお声を教えてください」

というようなことを区役所の方たちにお聞きすることもあります。

他にも、他の自治体ではどのような事例があるかを視察に行ったり、文献を読んだり、海外の事例を学ぶことも多くあります。また、その道の専門家の方へご意見を伺うことも多いです。議会以外にも…というより、議会に向けての毎日の方が多く活動しています。

そして議会の質疑へ!

このように調査を重ね、それらをまとめ、担当課と意見交換を重ねたことを、議会で質問します。質問をすることで課題を明らかにし、当局の姿勢を確認し、時に是正をしたり新しい価値観をリードしていくことができると考えています。

皆さんと一緒にできたら楽しいかも?

こちらの動画でもお伝えしていますが、「3歳児健診での視覚検査」について質疑した時は、それまでに専門の眼科医の先生に何度もお話を聞いたり、横浜市以外の市で行っている視覚検査を調べて統計を取ったり、それを一冊のデータ資料としてまとめたり、私にとってたくさんの学びがありました。

専門家のお話をお聞きしたりしていると、これはぜひ皆さんとシェアしたいと思うことも多くあります。

今後、私の事務所やオンライン等でそのような学びや経験を皆さんとシェアしたり、一緒にお話しできる機会を作れないかと模索中です。皆さんとそんな場を作れたら嬉しいなと考えています。

これからも皆さんと一緒に、活動を進めてまいります。
よろしくお願いいたします!