10月5日、令和4年度決算特別委員会に登壇し、温暖化対策統括本部・環境創造局に関する4つのテーマについて訴えました。今回の持ち時間は11分でしたが、主に子育て中の方々から頂いたお声をもとに質問を作りました。
- インクルーシブな遊び場の整備
- 人生記念樹配布事業
- 動物園を支える仕組み(夜の動物園)
- ヨコハマSDGsデザインセンター
それぞれの質問ごとに質問内容をまとめたいと思います。

インクルーシブな遊び場の整備
先日、横浜市で初めてインクルーシブな遊具広場が整備された公園ができました。バランスを保つのが難しかったり、筋力が弱い子どもであっても安全に遊べるような工夫が施されているのがインクルーシブ公園で、この小柴自然公園の誕生は、この横浜において、やっと公園を訪れるすべての子どもが、同じ空間で、同じように楽しく遊べるようになった、ということだと考えており、一人の子育て中の親としても大変嬉しく思います。
アメリカなどではこういったプレイグラウンドは決して珍しくなく、横浜においてもこの整備をきっかけとして、インクルーシブな遊び場が今後市内でどんどんと広がっていって欲しいと考え、今後の計画について伺ったところ、次は栄区にインクルーシブ公園を作る予定であるということが分かりました。

私からは、要望として「小柴自然公園を整備するにあたり得た知見を全市的に共有すること」「公園を作って終わりにせず、活用され、愛される場所になるように働きかけをすること」を求めました。また、遊具は一度設置すると平均的に15年から20年使用されるとのことから、今後、整備や公園改修などの際には、インクルーシブやユニバーサルの視点を持っていただきたいと伝え、横浜国際プールの利活用の方針が出て、遊具が入る場合はこのインクルーシブ公園の整備で得た知見や市民からの声の共有など連携をお願いしました。
人生記念受配布事業
出産や入学、結婚や転入などの記念に、市から苗木がもらえることをご存知でしょうか。この事業は1977年から46年間も継続していますが、認知度も活用具合も満足ではなく、配布目標数も未達です。財源は、私たち横浜市民や事業者が納める「横浜みどり税」ですから、しっかりとした効果検証と振り返りの必要性を訴えました。
目標数は年間8千本の配布なので、達成すれば市に緑が増えることになります。しかしながら、該当ホームページには「民有地に植えることができる方」が対象とされるような書き方が見られ、苗木の種類も育てたくなるものへの見直しができるのではと提案したところ、令和6年度からは、オリーブやブルーベリーなどの苗木が追加され、鉢植えでの育成も可能であるとのことを周知するとされました。
動物園を支える仕組み
横浜市には3つの動物園がありますが、夏の日中は暑いため、来園時間を延長した夜の動物園「ナイトズー」に訪れる方が多くなります。しかしながら、今年の夏は記録的な猛暑で特に子育て世帯からは現在8月の土日祝日となっているナイトズーの開催期間の延長を求める声が多いことや、駐車場から出る車が多すぎて1時間ほどかかっているという現状の改善を求めました。
また、安定的に3つの園を守り、運営していくためにも年間パスポートの利用促進の工夫と継続的に動物園を支えるファンを増やすための工夫を要望しました。
どのような答弁があったかについては、またご紹介できればと考えています。
次は10月16日に交通局に対して質問に立つ予定です。引き続き、都筑区民、横浜市民のみなさまの声を背負って少しでも前進するよう、全力で訴えて参ります。